「主よ、あなたが私のすべてです。あなたに従います。そのために私は何をすべきなのですか」そう問いかけて導かれた宣教地は、自分が思いもよらない場所だった。そうした経験を成熟したクリスチャンなら、何度か経験しているのではないでしょうか。イスルイン物語の著者、F. エフライム氏も主の招きに応答し、自身が想像すらしたことのなかった働きへと召し出された人の一人です。これまで文章など書いてきたことはないそうですが、小説を読むと「本当にこれが処女作なのか」とその作品の完成度に圧倒されます。また、その執筆量とスピードも驚異的です。構想を含め僅か2年の間に4冊の物語(イスルイン物語シリーズ1-4)を書き上げています。
「歌が下手だった人が、賛美のためにすごくうまく歌えるようになったとか、そんな話を聞きますが、これが賜物というものなのかなと、書けること自体に励まされています。才能でもなく、努力でもなく、人が誇らないように、神様から与えらえる働きの力なのですね。」 F. エフライム
小説は書き上がったものの、これをどのように伝道に用いることができるかと、F. エフライム氏が思案していたところ、 ふとしたきっかけから、この作品がある宣教師の目に留まりました。
「ぜひこの小説を世に送り出したい」
感銘を受けた宣教師の働きかけにより、エシュルン出版より出版されることが決まりました。
出版にあたり、F. エフライム氏からは一つだけ条件が提示されました。それは、小説をより多くの方に楽しんでいただくために、覆面作家で活動したいということでした。
小説を読んだ他の牧師たちからも驚きの感想が寄せられ、指輪物語、ナルニア国物語に匹敵するファンタジー小説になるのではないかと期待が高まっています。